腹痛とは

腹痛は、下痢、嘔吐と並ぶ典型的な消化器にみられる症状の一つです。典型的な症状ではありますが、腹痛の種類や腹痛の原因となる病気は様々あります。 また、「ただの腹痛」と軽視して放置しておくと、重大な病気を引き起こす可能性もあります。

下記の「腹痛の種類」や「腹痛を引き起こす病気」を参考にして頂き、腹痛の症状がみられる際は、早めに専門医の診察・検査を受けることを推奨します。

腹痛の種類 ~危険な腹痛の特徴とは~

腹痛の種類は多岐に渡ります。腹痛と同時に下記のような特徴が同時にみられる場合は要注意です。このような腹痛がみられたら、すぐに専門医の診察・検査を受けるようにしましょう。

危険な腹痛の特徴

  • 腹痛が急激に悪化する
  • 腹痛が長時間続く
  • 激しい嘔吐や下痢、脱水症状も伴う
  • 血便、下血が伴う
  • 吐血が伴う
  • 高熱が伴う

腹痛を引き起こす病気

腹痛の原因となる病気は多岐に渡ります。消化器以外の病気が原因となっている場合もあります。

原因となる病気

食道・胃及びその周囲部に関連する病気

  • 逆流性食道炎
  • 胃がん
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍/ 十二指腸潰瘍
  • 機能性ディスぺプシア
  • アニサキス症

小腸・大腸及びその周囲部に関連する病気

  • 胃腸炎
  • 大腸がん
  • 過敏性腸症候群
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 腸閉塞
  • 虫垂炎

肝臓・胆のう及びその周囲部に関連する病気

  • 肝腫瘍
  • 肝炎
  • 胆のう結石
  • 胆のう炎
  • 胆管がん
  • 胆管炎
  • 総胆管結石

腹痛の検査方法

腹痛の原因となる病気を特定するための検査方法としては、下記の4種類の検査を実施しています。

胃カメラ検査

胃カメラ検査とは口や鼻からカメラを挿入し、胃の内部を直接観察・診断していく検査です。
胃カメラ検査と聞くと、苦痛が伴うイメージを持たれる患者様も多いですが、当院では苦痛なく・快適に検査を受けて頂くための様々な工夫を凝らしています。
詳しくはこちらから当院の胃カメラ検査ページをご覧ください。

大腸カメラ検査

大腸カメラ検査とは肛門からカメラを挿入し、大腸の内部を直接観察・診断していく検査です。
胃カメラ検査と同様に、大腸カメラ検査と聞くと、苦痛が伴うイメージを持たれる患者様も多いですが、当院では苦痛なく・快適に検査を受けて頂くための様々な工夫を凝らしています。
詳しくはこちらから当院の大腸カメラ検査ページをご覧ください。

CT検査

CT検査とは体外からX線を照射し、体内の様子を画像化して病変部位を診断する検査です。
CT検査では主に全身を細かく観察・診断することができます。当院が採用しているCTは最大で75%も被ばく線量を減らすことができるため、患者さんの安全にも配慮しております。

腹部エコー検査

腹部エコー検査とは体外から超音波を照射し、体内の様子を映像化する検査です。
腹部エコー検査は一度に幅広い臓器の観察が可能となりますので、主にどの臓器に腹痛の原因があるか分からない際に使用されることがあります。

腹痛でお困りなら当院まで

当院では充実した診療・検査を通じて、患者様の腹痛のお悩みに的確に対応致します。
腹痛は比較的軽視されることが多いですが、実は重大な病気が原因で生じていることもあります。
些細な症状でも構いませんので、気になる症状がございましたらお気軽に当院までご相談ください。