いびきにお悩みの方へ
「いびき」は身体からのサインかもしれません
睡眠中に生じる「いびき」。 ただの“眠りのクセ”と思われがちですが、放っておくと健康を損なうリスクがあるサインかもしれません。 当院では、いびきの原因を見極め、適切な検査と治療を行っております。いびきの主な原因
いびきは、空気の通り道である「気道」が狭くなることによって、空気が喉の粘膜を振動させることで発生します。 気道が狭くなる原因には以下のようなものがあります:- 肥満:首周りの脂肪が気道を圧迫します
- 加齢:筋力の低下により、舌や喉の周囲の筋肉が緩みやすくなります
- 口呼吸・鼻づまり:アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲などが原因となることも
- アルコールの摂取:筋肉が弛緩し、いびきをかきやすくなります
- 顎の形・舌の位置:小さな顎や、舌が後方に落ち込みやすい方はいびきをかきやすい傾向にあります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性も
特に注意したいのが、「いびきが止まる」「息が止まる」といった症状がある場合です。 この場合、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**が隠れている可能性があります。 SASとは、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまう病気で、以下のようなリスクがあります:- 日中の強い眠気・集中力の低下
- 高血圧・糖尿病・心臓病・脳卒中などの生活習慣病
- 交通事故のリスク増加
▼睡眠時無呼吸症候群について詳しくはこちら
当院で行ういびき・睡眠時無呼吸の検査・治療
当院では、いびきの根本原因を特定し、患者様一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。検査方法
- 問診・診察:生活習慣や症状を丁寧に伺います
- 簡易睡眠検査:ご自宅で実施可能なポータブル装置で、睡眠中の呼吸状態を記録します
- 必要に応じて精密検査(PSG):春日井市民病院などの入院による検査が可能な病院にご紹介させて頂きます
主な治療法
- 生活習慣の改善(減量、禁酒、睡眠姿勢の指導など)
- CPAP(シーパップ)療法:睡眠時に専用マスクから空気を送り込み、気道を確保する治療法
- マウスピース治療(歯科連携):下あごを前に出す装置で気道を広げる
- 鼻閉の治療:鼻炎やアレルギーが原因の場合は内服・点鼻治療を行います